【令和7年度 上期版】電験3種の試験概要と資格を取得するメリットについて

令和7年度 上期(筆記)試験は、2025年8月31日です。

令和7年度 上期 電験3種 試験日まで・・・
あと35日!
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電験3種とは

独占業務がある

電験3種(第三種電気主任技術者試験)は、電気事業法に基づき、経済産業大臣が認定を行う国家資格です。

電験3種を取得すれば、5万V以下の事業用電気工作物の、工事、維持、及び運用の保安監督ができるようになります。

メリットのある資格

電験3種を取得するメリットは、

  • 電気主任技術者に選任されることにより手当てが支給される場合がある。
  • 需要が高く、これらの業界への就職・転職を有利に進めることができる。
    (ビルメンテナンス業や発電事業では電気主任技術者の確保が必要不可欠)
  • 電気管理技術者として、独立開業できる。
  • 将来性がある。
    (電気は社会のインフラである他、データセンターの建設も増ええているため。)

といった点があり、取得する価値の高い資格です。

学生の方であれば、電験3種を取得していれば就職で有利になる場合があります。
ひとまず、学生の間に取得しておくことで、選択肢が増え、その分だけ将来を有利に進めることができる可能性も高くなります。

令和7年度 上期 電験3種の概要

さて、そんな電験3種ですが、取得するためには試験に合格する必要があります。

ここでは、試験についての情報をまとめました。

申込期間

2025年5月19日10時~2025年6月5日17時

試験日

筆記試験:2025年8月31日

CBT試験:2025年7月17日~2025年8月10日

CBTとは、パソコンで受験する試験です。
筆記試験とは異なり、自分の好きな時間に、好きな場所で受験できる方式です。
筆記試験のメリットは、CBT試験よりも2週間ほど後に行われること。
試験までの日数が長い分、より確実な対策ができます。

試験のルール

試験科目は以下の通りです。

試験科目

以下の示す、理論、電力、機械、法規の4科目、すべてに合格する必要があります。

なお、合格基準は60点です。

科目 出題テーマの例
理論 電気回路(直流・交流・三相交流)
電子回路
電磁気学
電力 発電、送電、変電、配電の仕組みや設備
機械 電気機器の動作イメージの理解
パワーエレクトロニクスの回路動作
自動制御
法規 電気事業法などの法律や規則

試験時間

試験時間 回答数 合計点 合格基準(※)
理論 90分 必答:16問
選択:1問
100点 60点
電力 90分 必答:17問 100点 60点
機械 90分 必答:16問
選択1問
100点 60点
法規 65分 必答:12問 100点 60点

※合格基準は、試験難易度によって若干変動します。

科目合格制度

試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば電験3種合格となります。

しかし、全て同時に同格する必要はなく、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となり、申請により最大で連続して 5 回まで当該科目の試験が免除されます。

つまり、 3年間(計6回の試験)で 4 科目の試験に合格すれば電験3種合格となります。

多くの方が、この科目合格制度を活用し、ゆっくり自分のペースで電験3種を取得しています。
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