【2025年最新版】電験3種 CBT試験と筆記方式の違いと対策

令和5年度以降、電験3種は近年、CBT方式(Computer Based Testing)と従来の筆記方式の両方で実施されています。

この記事では、両者の違い、メリット・デメリットを紹介。

その上で、試験形式ごとの効果的な対策をわかりやすく解説します。

電験3種の受験戦略に、ぜひ活用してください!

CBTと筆記試験で、難易度は変わりません。
ここで紹介するのは、メリットとデメリットについてです。

CBT方式と筆記方式の概要

まずは、CBT方式と筆記試験の制度を比較していきます。

気になるポイントを赤字で強調しています。

項目 CBT方式 筆記方式
試験形式 パソコン画面上に問題が表示
パソコン画面上で解答入力
紙の問題冊子
紙のマークシートで解答
メモ用紙 A4用紙1枚のみ 問題用紙の余白
試験会場 全国のテストセンター
(自分で選べる)
指定された会場
(大学や貸し教室が多い)
試験日程 複数日程から選択可能(柔軟)
科目ごとに別日での受験可能
決まった日程
試験結果 得点は試験直後に分かる。
(60点以上なら事実上の合格)
おおむね試験翌日の正午
正解が公表される
(60点以上なら事実上の合格)
合格発表 同一期日
持ち物 筆記用具・電卓・身分証明書 筆記用具・電卓・受験票

CBT方式のメリット・デメリット

以上を踏まえて、CBT方式のメリットとデメリットです。

メリット

  • 試験日を選べるため、仕事や予定に合わせやすい。
  • 科目ごとに試験日を分けれるから疲れにくい。
  • 全国のテストセンターで受験可能。
  • 合否が早く分かる(試験結果がすぐに確認できる)。

デメリット

  • パソコン操作への慣れが必要。
  • メモ用紙がA4用紙1枚しかない(少なすぎる)
  • 会場やモニターの環境差がある。
CBT方式ではメモ用紙が少なすぎます。
電験3種の計算量を考えればかなりキツイです。

筆記方式のメリット・デメリット

メリット

  • 試験環境は快適。
  • 電卓や筆記用具、問題用紙の余白をフルに活用できる。

デメリット

  • 一斉受験なので体調管理が重要。
  • 試験結果が即日でわからない。
  • 4科目を1日で受験すると疲れる。
4科目を一気に受験すれば5時間。
かなり疲れます。

どちらを選ぶべきか?

大事なこととして、試験の難易度は同じです。

試験環境で比較し、考えてください。

一例としては、

  • 自分のペースで受験したい→ CBT方式
  • パソコン操作が苦手 → 筆記方式

といった感じでしょう。

その他、試験日程としては、CBT試験の後に筆記試験が行われます。
つまり、筆記試験は、CBTと比べ試験日までに猶予があるのです。
じっくり、最後まで電験3種の試験勉強をするなら、筆記試験の方が有利です。

まとめ

CBT方式は日程選択や合否発表の早さなどのメリットがあります。

一方、問題用紙の余白をメモ用紙として使える分、計算問題で有利になります。

ご自身に合った方法で、電験3種を受験してみてください。

ここまで読んで、まだCBTか筆記試験化を迷っているのであれば、筆記試験をおススメします。
やはり計算問題が多い電験3種の試験において、パソコンの画面を凝視するのは目が疲れます。
それに、メモの取り方など、試験環境は大事なので、参考にしてみてください。
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